子供がいるとかわいい反面、どうしてもイライラしてしまうことがありますよね。そんな人も多いのではないでしょうか。そんな場面をご紹介です。
ある日の夜、ご飯を食べおわって片づけをしていると、
こんな質問をうけたことありませんか?答えられないときのストレスってスゴいですよね。
子供はしつこく聞いてきますから、最後には「なんでもいいの!」とか「きまりだから!!」とか怒鳴ってしまったり、怒るつもりなかったのになぁ。なんて、あとで後悔したお母さんも多いと思います。
そんなストレスを抱えていると日々イライラしてしまいますので問題解決のためにサクッと一緒に調べてみましょう。
ごちそうさまとは
ひとことで言うと、感謝の気持ちです!
普通はご飯を食べた後にいう「ごちそうさま」は感謝の意味をこめて言います。
一応、別の使い方もあって、恋人同士が仲良くしている姿などを見て言う「ごちそうさま」もあります。意味が変わってからかいや冷やかしの意味になりますので、こちらは洒落やジョークに近いですね
ごちそうさま。ってそもそも何?
普段からあたりまえに使っている「ごちそうさま」という言葉。日本人の中で「えっ、なにその言葉??」という人はいないと思います。しかし、なぜ「ごちそうさま」というのか?
その意味を答えられる人は少ないのではないでしょうか。
ごちそうさまがどういう意味なのかは、漢字にすると分かりやすいです。「ごちそうさま」を漢字で書くと「ご馳走様」になります。
この、「馳」という文字は「早く走る」という意味をもっており、「走」という文字は、「足早に行く」という意味をもっています。どっちも急いでいる印象をうけますよね。
スーパーマーケットがない時代、人をもてなす際に料理の食材を集めるためには走り回らないといけませんでした。そんな姿をみて、「走り回ってまで食材を集めて料理してくれてありがとう」というその人への感謝の気持ちが込められて「ご馳走様」になりました。
走り回ってもてなしてくれたら感謝したくなりますねよね。
いつから言い始めたの?
と、私は思っていましたが違いました。実は「明治時代」から始まった最近の文化なんです。
江戸時代にはまだ習慣はなく、明治に入ってから一部で使われるようになりました。その後、学校に通うのが一般的になってきたタイミングで普及していったようです。給食のときにあいさつを統一したのがキッカケみたいです。
意外と最近なんですよね。
日本では全員言ってるの?
実は全員は言っていないようです。
日本ではあたりまえの文化になっていますが、海外では一般的ではありません。
韓国ではチャル モゴッスムニダ、マリではバルカやバルカライといい、ごちそうさまに似た意味を持つ言葉を使うようですが、イタリアやフランス、ブラジルなどはごちそうさまの文化がないので特に何も言わないそうです。ありがとうやおいしかったよ位はたまに言うみたいですけどね。
現代の日本はさまざまな文化が入ってきていますので、言わない家庭もあるようです。
子供に分かりやすく伝えるには?
長々とごちそうさまの歴史を掘り下げてみましたが、お子様に上記のような説明は全く必要ありません。おそらく話をしても理解できないでしょう。
お子様には「ごはんを作ってくれてありがとう、おいしかったよ」という意味だよ。と伝えるだけで十分です。
では、なぜ成り立ちをお伝えしたかというと、この記事を読んでいただいたお母さんに「伝える自信」を持って頂きたかったからです。
お子様は敏感で、「自信がないこと」や「はぐらかされたり」することは直観でわかります。成り立ちを知っていることによって出来た自信のおかげで、簡単に伝えてもお子様は納得するでしょう。
これは「ごちそうさま」だけではなく他の質問をされたときも同じです。
まとめ
以上、ごちそうさまの意味や成り立ちを書いてきましたがいかがだったでしょうか。
お子様にすべてを伝える必要はありませんが、お子様の質問に対してお母さんのストレスが減ればいいなと思います。
明日のお子様の「ごちそうさま」が楽しみですね。